実績・コラム
ビジネスメールに大和言葉を使う良さ
- #コラム
ビジネスメールを書く際、表現に迷う言葉があります。
「一生懸命」
この言葉、文字どおり精一杯頑張って何かをする時に使う言葉です。
ですが、新入社員ならまだしも
一定の年齢になった大人が使うと、
気恥ずかしさを感じたり、少しニュアンスが違ったりと、どうもしっくりこないのです。
(そう思うのは私だけかしら??)
かと言って、「精進します」
もどうも畏まりすぎ、仰々しい。
どうしたものかしら。。。と思っていましたが、
今日「これはいい!」と思った本に出逢いました。
『日本の大和言葉を美しく話す』
高橋こうじ著 東邦出版
https://www.amazon.co.jp/日本の大和言葉を美しく話す
この本には、
ふだん何気なく使っている大和言葉から、聞き馴染みの薄いものも載せられています。
しかし、それほど難しい言葉を紹介している印象はありませんので、もしかすると、言葉に詳しい方が読めば、物足りなさを感じるかもしれません。
紹介されている大和言葉に、
さほど難しさを感じないということは、
つまるところ、「簡単に使える」「普段使いできる」ということ。
さて、「一生懸命」「精進する」を大和言葉で言い換えるとどうなるかと言えば。。。
「倦まず弛まず」
『「倦む(うむ)」は「飽きる」、「弛む」は「緊張が緩む」という意味なので「倦まず弛まず」は「飽きることも、緊張が緩むこともなく」。「倦まず弛まず仕事をしよう」と言えば、「いつも興味を持ち続け、集中して仕事をしよう」という呼びかけになります。』
——一部引用———
この言葉から、
「 ひたむきな情熱を持ちながら、日々こつこつと仕事に打ち込む姿 」
のような印象を受けます。
いかがですか。
惜しむらくは、聞いたことのある言葉なのに、今まで思いもつかなかったこと。
「大人な言葉遣い」と思います。
こうした表現をひとつでもビジネスメールに取り入れると、いままでと少し違った印象を相手に与えることができます。
ご自分の情熱を表現したい時、ぜひ使ってみてくださいね。
私も、このブログを読んでくださる方に楽しんでいただけるよう、倦まず弛まず書き綴っていきたいと思っております。