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実績・コラム

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『竜馬がゆく』と男の人の魅力♪

2017.01.04

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今日(って1月2日)、たまたま歴史小説の話になり

ふと、私が最初に読んだ歴史小説を思い出しました。

司馬遼太郎の『竜馬がゆく』

 

 

歴史小説がお好きな人や

明治維新時代が好きな男性の方にとっては

馴染み深いかと思います。

 

 

私が読んだのは18歳のころ。

高校を卒業して、浪人生となり

(理系の大学に一浪して入学しています)

「4月からは本格的に受験勉強だ!」

の前に、何か本を読みたくなり読んだのです。

 

 

歴史にそんなに興味がなかった女の子が

どうして読もうと考えたかというと

高校2年生のクラスメイトの影響でした。

彼女は帰国子女で、他の女の子とは違う印象がありました。

 

 

ちょっと大人っぽくって

英語の発音がうっとりするくらい素敵。

そんな彼女は時おり、

休み時間に席で読書をしているのです。

そこだけ、知的で物静かな空気が漂っていました。

 

 

何を読んでいるんだろう?

と思い声をかけると『竜馬がゆく』でした。

日本の歴史に興味がなかった当時のわたし。

「面白いの?」と直球で聴くと

「うん、まぁ」との返事が返ってきました。

 

 

その時は、それほど気にしていませんでしたが

同じ日本人なのに育った環境が異なると

日本に対する見方が変わるのかなぁーーと

思ったことは印象に残っていたのです。

 

 

そして、一年半後。

受験戦争に突入するのに

およそ一月の猶予のある身となった時

ふと彼女とのエピソードを思い出し、読んでみようと思ったのです。

 

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(竜馬の有名な写真ですね。ハイカラだけどしぶーい男性って印象)

 

 

と、前置きが長くなりました(苦笑)。

 

 

もともと小説の好きな私は

あっという間に司馬遼太郎の『坂本竜馬』の世界に引き込まれました。

あの長編を3週間くらいで読んだ気がします。

(その間、パン屋さんで毎日バイトしていました^^)

 

 

歴史小説は、史実に基づきつつも、

作者の物の見方・価値観によって構成されています。

ですから、司馬遼太郎の竜馬は

司馬遼太郎の視点と思想というフィルターを通した

捉え方となります。

 

 

そうしたことを理解していなかったので

本の中に書かれていることが真実なのだ

と思い込んだ、なんてことも

当時の私にはありました。

 

 

そんな難しいことは抜きにして

私はいっぺんに竜馬が好きになりました♪

 

 

理想の男性は?と聞かれたら即答で

「坂本竜馬!!」と言うくらい^^

 

 

18歳のわたしは、

女性として竜馬に愛されながら

「一緒に明治維新に向かって駆けめぐりたい!」

と本気で考えました。

 

 

どこか一つの家で竜馬を待っているなんて

つまらない!

あの動乱の時代

いつ死ぬかも分からないのだから

愛する人と一緒に行動し

一緒に死にたい。

逐一、一緒に体験し同じ景色を見ていたい。

 

 

そんなことを思い巡らしていました。

思い返すと、我ながら一本気というか単純というか^^

 

 

そして、

「男性はいいなぁー。こんな冒険(!)ができるなんて、楽しそう!」

なんてけったいなことを考えていました。

 

 

命をはって一瞬一瞬を生きている

そんな生き方を眩しく思ったのかもしれません。

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私の「男に生まれたかった」思想(笑)は

困ったことに数年続きました。

 

 

男性がいいか女性がいいかはさておき。

 

 

登場人物たちが、目の前で生きているかの様に

描ける司馬遼太郎という作家にも憧れました。

 

 

それから数年、歴史小説の第一ブームが始まり

何十冊か連続して読んでいた気がします。

(記憶が曖昧なのですが、10代の後半に歴史小説にハマりました。

高校時代にも吉川栄治とか読んでいたかも・・・)

 

 

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今、竜馬が好きな男性のタイプなの?

と訊かれたら、大人になった私は

「いやー、一緒に仕事をする仲間がいいなぁー。

竜馬とは外の世界で痛快なことをする仲間として関係を持ちたい」

と答えます。

もちろん、好きな男性のタイプだけど

恋愛じゃないかな。

(あ、訊いてないですね苦笑)

 

 

 

なんてごちゃごちゃ書きましたが

ことあるごとに思います。

男性の浪漫ってなんて素敵なんだろうって。

世界を構築し推し進める力も。

女性とはちょっとちがう命の輝かせ方。

そういうところに女性は心惹かれちゃう。

(少なくとも私はそうです)

 

 

それが可愛らしいな、なんて思うこともありで^^

身近なところではそうした魅力が可愛らしさに転じちゃったりして。

愛おしさにクスっと笑いたくなっちゃいます。

真似したくっても真似できない男性の魅力。

 

 

だから、女性は本能的に男性を支えたい

男性の心やすまる存在でありたい

と思うのかもしれませんね。

そんなことを思い、竜馬のことを書いてみたくなりました。

(でも、書いておきながらなんですが、かなり恥ずかしい・・・)