実績・コラム
ミッション
- #コラム
先日、取材をしていたら
その方がご自分の「ミッション」についてお話しされた。
取材冒頭からミッションを語られるかたは珍しい。
ミッションはその方にとって最大級に大切にしているところ。
おいそれとは皆さん語らない。
特に、初めて会ったインタビュアー兼ライターに
数分でぱかっと心を開いたりしないもの。
一期一会のその貴重な時間を
いかに密度濃く過ごせるか
それはこちらの姿勢や態度にかかっている。
その方は、初めから様々な準備ができている方だったようで
本当にオープンに心を開いてくださった。
とても心打たれる時間だった。
(こんなローカル線に乗って取材先に行くこともあります^^)
毎回、取材をすると相手から
「目に見えないギフト」を頂いていると強く思っているが
今回は、私の心にずっと何かが残った。
どこか、消えない灯火のような
暖かくて
言葉にしたら涙が出てしまいそうな何か。
多分、「ミッション」の言葉が心に響いたのだと思う。
私のミッションが何なのかはさておき。
(こんなカフェで取材することもあり。毎回場所が違うのも面白い♪)
取材は、相手の方から人生をバトンタッチされるもの
そんな気がしている。
その方がどんなに輝いているか
何を大切にしているか
どんな人生を送ってきたのか
一緒に確認し、もう一度その行程を一緒に歩む。
束の間の共同作業。
もし話をお聴きするチャンスがなかったら
もし相手が取材執筆をしてもらおう、と思わなかったら
唯一無二のその人生は
もしかすると、誰にも語られず脚光を浴びないかもしれない。
だから、相手の方がスポットライトを浴びる際に
筋書きを書かせていただく
そんな気持ちでいつも書いている。
ちょっとだけ一部を担当させていただく、
その栄誉を頂いている。
私のやることは微力だ。
相手の人生なのだからその方自身が進んでいくしかない。
私の担当パートなんてちっちゃい。
私が書いたものも
様々な理由でゴミ箱行き、なんてこともあるわけだし。
それでも、相手の人生の一部に関わらせていただくことができる
そのこと自体が素直に
「すごいなぁ…」と思う。
んん?
これが私のミッションなるものか??
それは今はどうでもいいかな^^
いろいろあるけど、取材を続けているのは
こんな理由かもしれないな、なんて思った今日この頃。
(夜桜がキレイでした。一眼レフでトライ!ちょっとピンボケです・・・)