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実績・コラム

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感動が伝わりやすい書き方

2016.08.19

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あるマナー講師の方とお会いし、数時間お話しをしていました。

その方は、スタッフの方の教育を手厚くされていて

受講者に対する言葉の投げかけ方

ほめ方

改善点の伝え方

などを徹底的に教育されています。

 

 

とても熱心に教育されていますが、それでも

「相手に伝わるような言い方」

を体得してもらうことに苦慮しているそうです。

 

 

わたしは、話すことの専門家ではありません。

ですが、話すこと と 書くこと の思考方法は基本的には同じです。

何を相手に伝えるかが決まっていないと

ぼやけた内容しか伝わりません。

 

 

私も、ぼやっとしたままビジネスメールを書き先方に送ると、

必ずぼやっと部分のツッコミが入ります。

ですから、自分の頭をクリアにしてから

もしくは、書きながら意見をまとめたり

書き終わってから再考したりします。

 

 

今回は、自分が何に感動し、

どこが素晴らしいと思ったのか、

を相手に伝える書き方について、私が実践していることを書きます。

 

具体的なことを書く

 

とても有り難いことに、

何かに対するお礼のメールをお送りすると

その内容に感動していただくことがあります。

 

 

その時、どのような書き方をしているかというと

「具体的なことを正直に書く」

ことをしています。

 

 

誰かと会って、話をした時

打ち合わせで新しいことを知った時

相談に乗っていただいた時

どんなシーンでも、人に会えば必ず学びがあります。

仕事と関係している場合もあれば、そうでない時もありますが

共通するのは、

人は誰しも、相手から何らかの影響を受けているということ。

 

 

その時の自分がどう感じたのか

何についてこころ動いたのか

それをどう解釈したのか

具体的な事柄として考えていきます。

 

 

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伝えられる相手は

「素敵ですね」

と言われるより

「ドレープのある白のワンピースが黒髪に似合って素敵ですね」

と言われるほうが、具体的で真実味を感じることができます。

言われた相手は、自分の何に「素敵」と感じてくれたのか、理解できます。

 

 

すると、素直に受け取りやすくなるんですね。

 

 

具体的な表現は、真実味を帯びています。

 

 

伝える側、書く側は

「素敵」のひと言で済ませれば、簡単です。

労力も減ります。

 

ですが、伝えられた相手も

その言葉を簡単に受けとめてしまい、

伝える側が本当に伝えたかったことを、

さらっと、受け流してしまう可能性が出てくるのです。

 

 

面倒と思われたかもしれませんが

これも習慣です。

常に自分に、

「今、どう感じたんだろう?

何に反応したんだろう?

ぴったりな言葉はなんだろう?」

と問いかける練習をしていきます。

 

 

そうすると、次第に自分の考えが見えてきます。

頭がクリアになり、何を相手に伝えればいいか

何を伝えたいかが分かってきます。

そこから、「自分の感動が相手に伝わりやすい書き方」ができるようになります。

 

 

ちょっと面倒かもしれませんが、ぜひやってみてくださいませ。