実績・コラム
人柄写心家TSUGUさんインタビュー
- #コラム
しっとりした霧雨の降る6月
人柄写心家TSUGUさんを
インタビューさせていただきました。
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Tsuguさん。。。
って呼ぶと拍子抜けするので
いつもの調子でTsuguと呼ばせていただきます。
Tsuguには撮影をしてもらうほか
去年はカメラを教えてもらっていました。
仕事で撮影するのに悩みがあったからです。
当然ながら多くのお客様が
Tsuguに撮影してもらっているので
撮影の感想は目にする機会が多いのではないか
と思います。
ここでは、カメラで世界を撮ることを教えてもらった
いち生徒としてのお話しをしたいと思います。
最初のレッスンの時
きっといろいろと教えてもらったと思うのですが
覚えていることは2つ。
被写体をみて、わたしが紡ぎ出す物語は何か?
ということと、
撮るときにカメラの焦点距離を動かさず
ひと月撮影してみなさい
ということでした。
被写体をみて、何かを連想するとか
物語を想起するとか
思いもよらなかったので
言われたときは何も思い浮かばなかったことを
記憶しています。
カメラの焦点距離を動かさない、と言うのは
被写体と自分との距離や撮るときの姿勢など
自分が動いて感覚をつかめ、という意味でした。
物語を想起する、
に関してはすぐにはできなかったので
焦点距離については言われたとおりにしようと決め
ひと月やり続けました。
仕事の時も、プライベートで撮っているときも。
ひと月後、
焦点距離を変えてないで撮影してると話したら
「変えればいいのに」
と当然のように言われたときは絶句しました(笑)。
そんなクスッと笑えるエピソードもありますが
Tsuguからレッスンを受け
カメラから世界を見ることの定義が変わった気がします。
そして、レンズ越しに世界を覗くことを覚えてから
わたしの眼に映る世界は様変わりしました。
空がこんなにも高く
雲がドラマチックで
カラスの羽根の色がグラデーションを帯び
蜘蛛の張った糸がキラキラ輝き
風の香りが四季折々にかわり
アスファルトからのぞく小さな花が愛おしいと知りました。
そして小さないのちの声までも
聴こえるような気がしました。
いままで聴こうともしなかった音や
見ようともしなかった自然や風景が
向こうから目に飛び込んでくるように
感じ始めました。
そんな想いを抱きながら
シャッターを切ることの楽しさ
胸に広がる煌めきをキャッチして
レンズを向けるしあわせ
気がついたら、
カメラを第二の眼にしていました。
わたしにとって
相棒と一緒に世界を切り取ってみることは
心の癒しになっていました。
零れ落ちるしずくに頬を濡らす時があっても
どんなに何かが起きても
空を見上げたら
風を感じたら
草花の声に耳を澄ませたら
なんとかなると思えるようになりました。
そんな変化のきっかけを作ってくれたのが
Tsuguのレッスンでした。
振り返ると様々なことを学んだと思いますが
優秀な生徒ではなかったと思います。
それでも、わたしの世界観が現れるまで
気長につき合ってくれました。
絶妙なタイミングで
醸成できる振れ幅をもたせてくれたこと
ただ、信じてゆったり構えてくれたこと
どんな時でもわたしの発想を否定せず
楽しい時は面白いと言ってくれ
イマイチの時は
ただそのままを受け取ってくれ
そのうち成長するであろうわたしのそばにいてくれました。
わたしが体験できた変化は
Tsuguだったからではないか、
と感じています。
そんなTsuguが9月から学校を再開します。
去年の彼より一回りもふた回りも大きくなり
学校では何かがスパークするような気がしています。
今回のインタビューでは、5月の100人撮影・
「It is My Life」のこと
学校のこと
人柄写心家の今年後半戦のこと
彼の価値観や写心に対する情熱
など語ってもらいました。
読んでない方も、一度読んだ方も
ぜひ読んでください。
3回シリーズの長文ですが
彼からのメッセージを受け取っていただけると思っています。
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実は、記事を起こすのに
何度も録音を聴き返したわたしが
一番のギフトをいただいたと思っています。
* この記事に掲載した写真について。
トップの写真はTsugu提供
その他すべてTsugu撮影のものです。