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実績・コラム

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「文章を整える」についてご質問いただきました♪

2016.07.17

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こんばんは♪

 

「文章を整える」について、学生の方から質問をいただきました!

嬉しいですね、こういうのって♪

とても面白い質問だと思いましたので

ご本人の許可を得て、

ブログに掲載させていいただくことにしました。

 

 

何かの参考になれば嬉しいです♪

(もし、ご質問などありましたらお気軽にどうぞ)

 

学生さんからの質問

 

『質問です!

思い立ったまんまの言葉には文章としてごちゃごちゃであっても気持ちがこもってると思うんです。でも、伝える時に丁寧にしたり、接続詞を入れて整えたり、こうすることでイイタイコトが薄まったらやだなって思うんです。私の伝えたいことは相手に伝わってるのでしょうか?』

 

 

私の回答

 

 

おはようございます♪

ご質問、ありがとうございます!

 

 

確かに、おっしゃるとおり、

思い立ったままの言葉には勢いがあります。

その時の感情の熱量が、そのまま込められているというのでしょうか。

丁寧に整えられた文章には、

もしかするとそうした「熱情の原石」

みたいなものは存在していないかも知れませんね。

 

 

 

「文章を整える」ということには3つポイントがあります。

 

 

 

一つ目は、相手が受け取りやすいように加工する、ということ。

 

二つ目は、自分が抱いている感情をそのまま相手にぶつけない、ということ。

 

三つ目は、文章も時と相手と状況により変える、ということ。

 

 

 

まず一つ目。

子どもが成長していく時、

子どもは言葉を単語から覚え、それを言いながら習得しますね。

「まま」から「お母さん」など。

 

 

そして、単語が少しずつ文になって、口から出てきます。

発する言葉が文章になってくると、

特定の人(母、父など)以外にも

理解しやすいようになり、

意思の疎通が周囲と取れてきます。

 

 

こうして、子どもは自分の気持ちを

相手に理解されやすいように話すことができ、

相手も理解しやすくなるので、

その結果、コミュニケーションがうまくとれ、

お互いが幸せになります。

 

 

 

文章も同じです。

相手にどう語りかけたら理解してもらえるか、

何をポイントに書いたら伝わるか、

それを精査していくことが重要です。

それは、伝わりやすくしたいからこそ、する行動です。

 

 

 

文章に自信がない方の多くは、

良質の文章に触れる機会が少ないケースが多いようです。

自分の頭の中に「文章のストック」が少ないのですね。

だから、どんな表現があるのか、

なにが自分の言葉としてぴったりなのか、

判断したり、考えたりしにくいようです。

 

 

 

そうした意味でも、本を読むことをお勧めします。

 

 

 

二つ目ですが、

例えば怒りの気持ちをそのまま言葉にしたとすると、

どんな表現になるでしょう?

「ばか」「許さない」

「べーーーーーだ」「だいっきらい」

など人それぞれだと思います。

 

 

こうした表現はあまりにもストレートすぎて、

場合によっては相手が傷つくだけでなく、

人間関係すらこじれてしまいます。

 

 

それよりも、

「憤りを覚えました」

「怒りに我を忘れました」

「怒り心頭に発する」など、

例としては堅いですが、他の言葉に置き換えると、

怒りの感情は伝わるけれど、

相手そのものを責めているような表現にはならず、

相手も受け取りやすくなります。

 

 

これは、コミュニケーションでも同じではないでしょうか。

言い方によって、

喜びも怒りも悲しみも 伝わり方が変わってきます。

感情をいつでも爆発させていては、

相手と良好な関係は気づけないですよね?

もちろん、それを許してもらえる相手であれば話は別ですが。

 

 

さらに付け加えるとしたら、

喜びの感情はストレートの方が” 通常 ”は伝わりやすいです。

プラスの感情は、浮かんだ言葉をそのまま使ってもいいと思います。

ただし、相手の立場などに配慮はされたほうが、いいかと思います。

教授に「ちょーうれしい」とは言いにくいですものね(笑)。

 

 

 

三つ目。これはもうそのままですね。

相手との関係、

公式な文章かプライベートな文章か、

などで表現に幅が出てきます。

それは使い分けです。

洋服をTPOにあわせて着分けるのと同じです。

 

 

 

文章も表現も使い分けです。

自分の中にその幅をいかに広く持てるかで、

自分の思ったこと・考えを

相手に しか と伝えられるかが変わります。

 

 

そして、その幅が広くなればなるほど、

そうしたことを考え工夫することに楽しさを覚えます。

 

 

ぜひ、言葉や表現のストックを増やしていってください。

そしてその中から、

ご自分の気持ちや考えを表す言葉や表現スタイルを選んで使ってみてくださいませ。

 

 

 

こんなお話で、回答になっているでしょうか?

また何かありましたら、気軽にお声をお掛け下さいませ。

いつもありがとうございます♪