実績・コラム
密かに応援している若者たち
- #実績
コトノハの佐藤美のです。
とあるTシャツ取材の案件で出会ったわかものたち。
その記事はこちらからご覧くださいね。
英語劇グループの絆と信頼の証。ポロシャツに宿る大学4年間の想い
千葉にある麗澤大学さまの許可をいただき成立した取材。
個人的に、麗澤大学さんが好きな私。
この時すでに、三度目の取材でしたが
嬉しさと楽しさと相まって、るんるんして行きました。
今回は、演劇グループの取材。
そこで、想像もつかない感動をいただくことになりました。
麗澤大学さんで取材させていただく学生さんたちは
とても可愛らしくて、まっすぐで
瞳がきれいで
聴いているこちらが幸せな気持ちになるんです。
失敗も素直に話してくれるし
嬉しかったことは瞳をキラキラさせながら
盛り上がって話してくれます。
また、間を取り持ってくださる教授と
広報の担当の方のお人柄があたたかくて。
いつも温かい歓迎をしてくださるので、本当に癒されるんです。
だから、素敵なお話が聴けることは確信していました。
学生さんたちの代表として
二名の男女の学生さんにお話を伺いました。
活動の内容や
どうしてやろうとしたのかなど
お二人のエピソードを。
そして一緒に活動している仲間の話になったとき
実は私、衝撃を受けたんです。
彼らは心から仲間を信頼し
お互いをそのまま認め合っています、本当に文字通りに。
優劣をつけるでもなく
主役だから優れているとか
脇役だから下手だとか
そんなことまったくなくて。
誰一人欠けても成り立たない
それぞれが唯一無二の存在。
そしてお互い目的に向かって全力で情熱を傾けている。
そのことを心から楽しみ、慈しみ
今という時を懸命に生きている。
それもキラキラと命を輝かせながら。
人を素直に認め、自分も同時に認めることは
ややもすると難しかったりします。
誰かと比較したり
どっちが幸せか
どっちが苦労しているか
どっちがイニシアチブを取るか
なんてことに意識がいくこともあります。
でも彼らはそんなことないんですね。
みんなで演劇を創ることに喜びを感じ
みんなでできるこの時間と体験に感動しているんです。
そして周囲の人たちに素直に感謝しているんです。
「こんなつながりがあるんだ!それもごく自然に。
なんて素敵なんだろう」
と思いました。
私の中の枠が、いい意味で壊れた瞬間でもありました。
だからというのでしょうか、記事を書くときは
依頼主である企業のニーズも充しながら
できるだけ学生さんたちの想いを伝えられるように
ということに、いつもより注力しました。
そのために編集の方にも文章構成を相談して
素晴らしいアイディアをいただいて書き上げました。
何度も読み返し、細かいところを書き直し
そして、これで入稿しようと決めたときのこと。
ずっとこらえていた感情があふれ出し
一人デスクに向かって泣きました。
それは、自分の原稿が素晴らしくて感動した
とかそんなことではなくて。
学生さんたちに感動した気持ちを
やっと解放したからでした。
原稿を書くときは
私個人の感情を移入すると
ひとりよがりな文章になる可能性があり
極力、パーソナルな感情を
動かすことはしないようにしています。
それより、
「相手の世界に入ってその素敵なところを表現したい」
という想いを動かすことにしています。
依頼される文章は
私のものではなく、
あくまでクライアントのものだからです。
だから、今回の学生さんの記事も
いつものようにしていました。
ところが、ここまで衝撃をうけるほど
心の琴線に触れた出会いだったので
私の感情を動かさないようにするのが、本当にしんどかったのです。
すべて解放されたとたん
溢れ出す涙に自分でもびっくりしました。
そしてそのとき気づきました。
「わたし、こんなに感動しているんだ」と(苦笑)。
取材は時に
自分の人生や価値観を揺るがすほどの出会いに
巡りあわせてくれます。
年齢・性別・地位・肩書き
すべて関係ありません。
人と人との出会いの感動は
そんな外側の条件に因りません。
私はあの時出会った学生さんたちを
心から尊敬しています。
そして、密かに応援しています。
これからの人生に幸あれ!
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