実績・コラム
やっぱり奥深い 宇多田ヒカルさんの歌詞
- #コラム
出ました出ました!!
宇多田ヒカルさんのアルバム♪
大ファンの私は、待ちに待った!!
感慨深くって、ずっと聴いています♪
今回は椎名林檎さんの他、アーティストとコラボしています。
それも楽しいのですが
何と言ってもヒッキー
(ファンなのでそう呼ばせてね)
が作詞作曲した楽曲が素敵。
彼女の曲を聴いていると
自然に、言葉をしっかり聴きたいと思いながら
聴いてしまいます。
言葉の選び方、モノを見る視点、世界観
「そうそう、そうだよね」
と何度も共感することが多いのです。
たとえば、「俺の彼女」という曲。
(みの的解釈。ですがネタバレ的なのでごめんなさい)
クールな男性とその彼女の話。
歌詞は、男性と女性の心の声が交互に紡がれる構成。
ふたりの秘めた想いがすれ違い、すれ違い。
「最近おもうのよ、抱きあうたびに
からだよりずっと奥に招きたい招きたい
からだよりもっと奥に触りたい触りたい」
「俺には夢なんてない
望みは現状維持
いつしか飽きるだろう
つまらない俺に」
印象的なフレーズが何度かリフレインされ
ラストは男性の、彼女を表現する言葉で終わります。
最初に聴いた時は
女性の想いの方が強いのかな?と思いました。
2度目に聴いた時にやっと気づきました。
お互いを大切に想っているのに
怖くて本当のことを曝けだせないでいることを。
そう考えたら、
男性と女性の返歌のような構成の理由が理解できた気がしました。
お互い、離れたところで相手を見つめながら
愛おしい想いを抱えているのに
自分の本当の姿や考えをぶつけてしまったら
相手が去ってしまうとかもしれないと怖がっている。
この後、このふたりはどうなるんだろうな。。。
キツネとタヌキの化かしあいが終わりますように
と願わずにはいられない。
そんな気分にさせる物語でした。
多くの人が経験するような
ごく一般的なことを
短い映画のように想像させる歌詞と曲をつくれるヒッキー。
感動、感心、天才
とかそんな言葉では表現できない
胸いっぱいの気持ちになりました。
興味をもってくださった方は
ぜひ聴いてみてくださいね♪