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実績・コラム

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個性を放つメッセージは人生が語られている

  • #コラム
2016.07.30

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昨日の昼下がり、今月から始めた

「インタビューを体験しませんか企画」

(ん?こんな名前だったかな??)の

今月のラストインタビューでした。

 

 

 

東京ステーションホテルのラウンジでの対談、

しあわせなことに

お互いの心が共鳴するような時間となりました。

 

 

インタビューの中盤にさしかかって

インタビュアーのわたしが面白い質問をされました。

 

 

「私のブログを読んでくださっているのに、関係ないことをお聴きになるんですね。みのさんはブログのことは聴かないんだ、と思いました」

 

 

実は、お会いしてからの前半は

その方がサイトやブログに書かれていることは一切訊かなかったのです。

そして後半になって、やっと切り出しました。

それも「訊きにくいことをお訊きしますが」

と前置きをおいたものですから、お相手の方は意外に思われたようでした。

 

 

その理由について、わたしはこう回答しました。

 

 

”ブログに書かれていることは読んだので

日本語として意味は理解しました。

共感もしましたし、

なるほど!と勉強になることもいろいろありました。

 

ですが、それ以前のことが全く語られていなかったので

私の頭の中では◯◯さんについての背景が真っ白なんです。

例えば、映画のスクリーンに背景がまったくなく

真っ白な状態。

日本語として意味は理解できても

その言葉が持つ意味以上のことが

頭や心に入ってこないんです。

 

だから、これまでどうやって生きてこられたのか

何を考えどんなことをやってきたのか

教えて欲しかったのです。

過去を振り返った時

それが例えどんなに今の自分とかけ離れていても

すべてが自分で選択したことであり

行動はその方の考えを表しています。

 

そうしたことを聴くことで

スクリーンにひとつひとつ背景が加わり奥行きが出て

初めてひとつの物語が流れでるようで腑に落ちるんです。”

 

 

一言一句同じようには言っていませんが

概ねこうしたことをお伝えしました。

 

 

お相手の方は、わたしの理由に納得されたようで

そこからさらに正直な、飾らない、等身大の

「声」を聴かせてくださいました。

 

 

「後半から本当のインタビューを受けているようだった。

あれをきっかけに本当の気持ちを言えるようになった」

 

 

こんなことを最後に言っていただきました。

 

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仕事の話だけをお聴きする取材でも

電話取材でも

こうしたフリーなインタビューでも

ほとんどの場合、聴くことがあります。

 

 

それは、相手の方が伝えたい事柄が始まる以前の人生。

(自ら語ってくださる場合も多々あります)

 

 

現在の立ち位置になってからの主張だけ聴いても

それは公式のサイトやブログ・コラムで発表されていて

それ以上の、表明している以上の情報などなきに等しいのです。

 

 

また、公式発表以外の

より具体的な現在の想いをお聴かせいただくだけでは

やっぱり「その方を表現するスクリーン」に背景は加わらない。

 

 

たまに「パンフレット、サイトに書いてあるから、それを読んでリライトしてくれていいですよ」

とおっしゃる方もいます。

 

そういったご希望の場合は、そのとおりにします。

 

 

しかし、それだけでは私が会いに行く意味がない。

リアルに会う必要がまったくない。

それなら、資料だけ送っていただき取材したように上手にリライトするほうが、双方のためです。

お互い時間と労力をかけずに済みますから。

 

 

こうした時、決まってお伝えしています。

 

 

「似たような仕事をされている方は山のようにいます。

その方たちとあなたの何が違うかといえば

決定的に違うのは想いです。

その想いを教えていただかないと、他と一緒になります。

そして今の状態では、私が原稿を書けません。

ですから想いを教えてください」

 

 

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背景のない映画なんて広がりも世界観も伝わりません。

それと同じように

言いたいことのピンポイントだけを話すことは

効率的な伝え方に見えて

実は、「想いを伝える強さ」はさほどないのです。

 

 

当然ですが、みな違う人生を生きています。

だからこそ、違う見解になり

それぞれの人生の答えを出していきます。

その人固有の歩みがあるからこそ

出した答えが個性的で

魅力あふれ

人を惹きつけるのです。

 

 

想いを十二分に語り伝えたいと思うのでしたら

余すところなく言葉にしてみてください。

 

 

もし、「余すところなく」に難しさや

ハードルの高さを感じたら

わたしを呼んでください。

ひとりでは難しいことも、ふたりで取り組めばスムーズになります。

 

 

想いを、具体的なことを届けるために。