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実績・コラム

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書く気になれない時の脱出方法

2016.05.31

文章のコトノハ

 

みなさんは文章を書く時、苦労せずにスラスラ書けますか?
それとも、何を書こうか悩み時間がかかってしまいますか?

 

実は、わたしはスラスラ書ける時と、そうでない時と両方あります。
何が違うのかな、と検証した時に気付いたことは
「書きたい・伝えたい内容が明確な時とそうでない時の差」があるということでした。
文字にすると、しごく当たり前なのですが
結構、盲点だったりします。

 

スラスラ書ける時、または積極的に書きたい思いが湧き、創意工夫をしたくなる時は
強い思いや心が動き、それに対して語りたい・伝えたい感情が高まると、まずは手が動きます。

 

しかし、「書かなければいけない」という義務感だけが先行すると
途端に勢いが遅くなり、思考も迷いがちになります。
そして結局は時間ばかりが過ぎ去ってしまいます。

 

伝えたい内容があるのに、どうもまとめられない。
伝えよう!と熱意が失せてしまった。

 

こうした時も、時間がかかりますね。
両方に共通して言えるのは、「内側からやる気がでない時」とも言えます。
それなのに、原稿の期日は容赦なく来る。。。

 

こうした、「内側からやる気がでない時」に私が実践している脱出方法の一つをご紹介します。

 

本当の願いを思い出す「問い」

 

それは、自分に質問をすること。

 

まずは、題材が漠然とある場合。
「私は、どうしてこれ(題材)に価値を置いているんだっけ?」
「私の大切にしている価値観はなんだったっけ?」
こうした根源的な問いを自分に投げかけます。
そして、本質的な答えを見つけ出してから、再度、書く予定の題材について考えます。
すると、伝えたい内容のどこを大切にしているのかを認識しながら、文章構成を考えることができます。

 

次に、伝える熱意が低くなった場合。
こうしたケースも、似たような質問をします。
「私が信じている価値観はなんだったっけ?」
「本当に大切に想っていることはなんだろう?」
この質問、最初のケースと似ていますが、少し視点が違います。
こちらは、自分の大切にしていることを思い出す、もしくは再認識するための質問です。
熱意が低くなっているということは、自分が一番エネルギーの湧く
「私の大切にしている価値観」と自分自身が繋がっていなく
自分さえも信じられなくなっている時でもあります。

 

いかなる時も、パソコンや、紙面の向こうに伝えたい人がいるから
人は文章を書きたいと思うのでしょうし
また、書かなくては、という使命感を抱くのだと私は感じています。

 

その最初の原動力が「伝えたい、書きたい」です。
それを今一度自分が心から想うためにも、
「自分の価値観」を問うことは大切ですし、効果があります。

 

書くことに詰まった時、思い出したらトライしてみてください。
きっと、何か心が動くと思います。